母乳育児とジーナ式について

娘が生後3ヶ月になりました。

ようやく夜6〜7時間ぶっとおしで寝てくれるようになりました。

 

ここまで来るのに、本当〜〜に、長かった…。

睡眠不足は人をおかしくさせますね。

 

2〜3時間おきに起こされる毎日はかなりしんどくて、欲しくて産んだはずですが、最初の頃は何度も「産むんじゃなかった」とか「この子さえいなければ…」などと親として最低の考えが脳裏に浮かんでは消えていきました。

娘のことをなかなか可愛いと思えなくて、自分があまり子供を好きなタイプではなかったというのもあるのですが、「娘を可愛いと思えないのには、私に何か欠陥があるのではないだろうか」などと自分を責めたりすることも多々ありました。

 

今は娘可愛いです。

でも、それは“自分の娘だから無条件に可愛い”というのではなくて、日々お世話をしていくなかで愛着が湧いてきたからだと思います。

それと、睡眠がしっかりとれるようになって、私自身が疲れていないというのも大きいです。

 

この睡眠不足対策として、私が早くからずっとやっていたネントレがジーナ式です。

子供に規則正しい生活を早くから身につけさせることで、親も夜通ししっかり眠れるようになるよ、というのがこのメソッドの売り。

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始めるきっかけは、やじーさんのこのブログを妊娠中に目にしてからです。

y-a-j-i.hatenablog.com

 

そして、私の憧れのネジ子さんもジーナ式をおすすめしていたことを思い出し、「なんだかよさそうだぞ!」と妊娠中から読んで、出産したら試してみようと思っていました。

nejiko.hatenadiary.com

 

まぁしかし、皆さん口を揃えておっしゃるように、とにかくこの本は読みにくい!

初めはお金かけたくなかったので図書館で借りて読んでいたのですが、全然頭に入らないし、月齢があがるごとに何度も読み返さないといけない本なので、結局買いました(でもメルカリで。)。

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こんな感じで、付箋して、蛍光ペンひいて、他の書籍で勉強した知識も貼り付けて、いまや私の育児のバイブルみたいになってます。

必死すぎて気持ち悪い……!!!

でも、それくらい寝たかった……!!!

 

おかげさまで、娘は本当によく寝る子になったし、今は私もわりとイージーモードで育児できているのですが、ひとつ弊害があったなぁと思うことがあります。

 

それは、母乳育児!

 

ジーナ式でも母乳育児を推奨していて、母乳量増やすために搾乳しましょう、あーだこーだと書いてあるのですが、とにかく授乳回数が少ないんですよね…。

母乳というのは需要があると供給されるもので、吸われ続けることで出るようになるもの。

なのでジーナのスケジュールどおりの授乳回数だと、母乳が全然軌道に乗らないんです。

私の場合、スケジュールを守ろうと必死になって、泣いてもおっぱいを与えず、トントンとかゆらゆらで寝かしつけることもままあり、母乳が生産されるチャンスをたくさん失っていました…(そうは言っても、娘が新生児の頃は計10〜12回/日くらいの頻度で咥えさせてはいたのですが、結果的にはそれでも足りなかったです。)。

本当は、母乳量増やすには新生児の頃は「泣いたらおっぱい」が基本なんです。

でも私はそれをしなかった。

娘にはとにかく寝てほしかったから。

母乳はそのうちたくさん出るようになるだろうと思っていたんです。

 

初めは母乳がなかなか軌道に乗らない原因が分からなくて色々模索していたのですが、ある時夫に言われて(私も薄々そうじゃないかと睨んでましたが)、「ジーナ式やってるから母乳出ないんじゃない?」と気づきました。

ジーナ式やりながら母乳育児成功した人はいないだろうかと『ジーナ式 完母』『ジーナ式 母乳』などと毎日検索の日々。

 

でも、見つかりませんでした。

 

ジーナ式って、授乳時間を決めることで赤ちゃんにたくさん飲んでもらえるようにして、お母さんの負担をなくそうっていう考え方なので、ちょこちょこ飲みを推奨してないのですが、完母でやっていくとなると最初のうちはどうしてもちょこちょこ飲みになるんですよね、赤ちゃんの胃も小さいし。

私は妊娠中は別に完母にはこだわってなかったのですが、産んでからはなぜか異常なほどに母乳にこだわってしまいました。

それというのも、泣いている娘を見ているのがつらかったから。

ミルクは授乳間隔を3時間以上あけないといけないのですが(消化に時間がかかるため)、ジーナ式の夕方のスケジュールが

 

17:00に授乳

    ↓

沐浴

    ↓

18:30に授乳

 

となってるんですよね。

ここだけ、授乳間隔が1時間半しかあいていないんです。

これじゃどっちかしかミルクあげれないじゃん、となるんですけど、17:00でも18:30でも、母乳だけじゃ足りなくて泣くんですよね、子供が。

かと言って両方の時間にミルク足すわけにはいないので、どちらかの時間(たいてい17:00の方)はおっぱいだけなんですけど、足りなそうにして泣くのがすごく可哀想で可哀想で申し訳なくて。

「神様、お願いです。どうか溢れるくらい母乳が出るようになりますように。この子が泣いたらいくらでも母乳をあげて満たしてあげたいんです。」

何度こう思ったことか。

 

だからこれからジーナ式をやろうと思っている方には、「新生児のうちはスケジュールを頑なに守ろうとしなくていい。とにかく頻回授乳して、母乳を与え続けるべし。」ということをお伝えしたいです。

 

ちなみに、なんだかんだ言いましたが、私の母乳は娘の生後90日ごろにやっと軌道に乗りました。

もうほぼ完母でいけるのですが、また出なくなったりしたら怖いので一日一回ミルクを少しだけ与えて、哺乳瓶の練習をさせています。

完母でいけるまでの私の軌跡はまた別で書きたいと思います。

 

ジーナ式と母乳育児について悩んでる人の助けになれば幸いです。