妊婦歯科検診は行かないと損 見えた行政サービスの実態
自治体が無料で開催している、妊婦歯科検診に行ってきました。
本来なら5〜7ヶ月の安定期の時期に受けるものなのですが
私の住んでいる自治体は平日しかやっておらず
仕方なく産休に入った9ヶ月の今、行ってきました。
ぜえぜえ…、お母さん妊娠9ヶ月がこんなに体重いなんて知らなかったよ…。
シートから起き上がる時に、よっこいしょと重たい体を持ち上げたら
歯科医の先生には
「6ヶ月くらいでしょ〜?(そんな大げさな、というニュアンスで)」
と言われました。
「いえ、9ヶ月です。」と私が答えたところ
「それはご苦労様だね。」と苦笑いされました。ちょっともやもや。
検診自体は、気になる部分も診てもらえたし、
歯の裏側の歯石とか、汚れが溜まっている部分などをスコープで見せてもらい、改めて自分の歯の磨けなさ具合を再認識できたので行ってよかったです。
というか、出産して落ち着いたら歯石取りに歯医者に行きたいよ…。
(歯石、自分じゃ取れないからと言われ、少し慌てました。)
ところで、今回の検診に参加して、こんなものを貰いました。
歯ブラシと歯磨き粉のサンプル。
これって税金からですよね。
こういうのがあるから、やっぱり自治体主催のイベントはきちんと参加しないともったいないですね。
というかこんな風に税金使われているってことは、他の場所でもじゃんじゃか税金を使っているっていうことですよね。
改めて考えると腑に落ちない〜〜。
だってこの歯ブラシ、貰っても私は使わないタイプのものなのです。
私が使っているのは、子供用のブラシが小さいタイプのもの。
細かいところまで磨きやすいので、かれこれ15年以上子供用のを使っています。
こういう、私みたいに配布したものを使わない人にも歯ブラシを配布しているわけで。
それだったら、近所のドラッグストアで使える「歯ブラシ引換券」とかの方がまだいいのでは?
(というか歯ブラシくらい別に自分のお金で買うわ。)
なんかもうちょっと考えられないのかなー。だから言われちゃうんですよね。
これだから役所の人は。
これだからは公務員は。
って。
もやもやもや…。(すべての公務員が考え足らずではないと思いますが)
そうそう、もうひとつ気になった点があります。
妊婦歯科検診の会場の保健所に着いて、
「歯科検診は1階○番のお部屋です」と書いてあるのを見つけた私は、律儀にそのお部屋の前の待合椅子に座って待っていたんですね。
ところが、受付の時間になったら係の人がやってきて
「検診の方?受付は2階なので、上にあがってください」と言われました。
だったら初めから分かるようにそう表示してほしいと思いましたね。
だって妊婦歯科検診は月に一回。
予約は1ヶ月以上前です。
前々から分かっていたことのはずですし、看板の準備もできるでしょう。
案内の仕方があまりにも不親切すぎるのでは?
まぁ文句を言っても仕方ないので、私は2階へと階段を上がりました。
2階の会場には受付の人が座っていて、母子手帳を渡すと、歯科検診についての問診票の記入をお願いされました。
そしてその問診票を記入すると、今度は
「歯科検診は1階なので、みなさん下に降りてください」と。
問診票を書くだけだったら2階に上がる必要ないのでは?
しかもここにいるのは全員妊婦。
無意味に1階〜2階を往復させる必要は本当にあるのか?
これがお役所仕事というやつなのね…と小さな憤りが湧いてきました。
1階の検診室に着いて、待合の椅子でまた待っていると、今度は
「母子手帳はありますか?」
と聞かれました。
母子手帳はさっき2階の受付で提出しました…。
と言うか、何、この連携のとれてなさ。
母子手帳は、あとから遅れて別の人が持ってきてくれて、
そこでやっと検診スタート。
何でしょう、この段取りの悪さ。
これって、毎月やっている検診なんですよね?
何回やってもこんな感じの手際の悪さなのでしょうか…。
公務員さんたちのお仕事って一体…。
妊婦なので、体も重いし、ぶーぶー文句垂れても疲れるだけで何も変わらないと思うので
検診を受けたあとは黙って帰りましたが、
税金を払っている一住民としては、自治体の運営に少し不安を覚えたのでした…。